72年前のきょう 1945年4月6日 「日本海軍の総攻撃」
2017年4月6日
沖縄戦を学べば学ぶほど、当時の日本国の指導者や軍の上層部が、いかに自信過剰で傲慢な人びとであったかがよくわかる。
食糧も、燃料も、物資も乏しい島国日本が、大国に勝てるはずはない。
なのに、「国体護持」のために、若い青年たちを飛行機に乗せ、敵に体当たりを命じる。
この手法はのちに、世界中のテロリストが真似をすることになる。
「神」のために闘う、死を選択するのは名誉なことだとたたき込まれ、
若い青年たちが「洗脳」されていく動機も過程も同じだ。
「特攻」という言葉で誤魔化す、卑怯な日本。
英語では「Suicide Attack」と言われる「特攻」を直訳すると、「自殺/自爆攻撃」となる。
世界中のあちこちでテロリストが、体に爆弾を巻きつけて「神を脅かす勢力」に向かって「特攻」する。
猛スピードの大型トラックを「神を脅かす勢力」に属する人びとに突っ込んで「特攻」する。
『テロリストと「英霊」を一緒にするな!』とか、『国と国の戦いと、無差別テロとは違う!』とか、いろんな理屈で違いを強調する人びともいるが、ことの本質は同じだ。
自らの命を「神」のために捧げて死ぬなどという行為に、国も、テロ組織も、へったくれもない。
72年前の今日、多くの青年たちが航空機ごと敵に突っ込む「自爆攻撃」をした。
彼らは、生まれた時から教育勅語をたたき込まれ、富国強兵という軍国主義の大日本帝国で育った青年たちだった。
「教育勅語を否定しない」という風潮になりつつある今、自らに置き換えて考えてほしい。
「国のために」「天皇のために」「神」のために、躊躇することなく死を選択できるのか、どうか。
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