「アレン・ネルソン奨学会沖縄」の取り組み

2017年3月6日

■ 「アレン・ネルソン奨学会沖縄」の取り組み ■

反戦平和を次世代に伝えるべく立ち上がったネルソンさん。
亡くなった後も志を受け継ぐ者が。
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2017年3月6日 (月) 沖縄タイムス

ベトナムで心に傷を負った帰還兵…その遺志を継ぐ奨学金 現地の子580人に贈る

 元米海兵隊ベトナム帰還兵で、反戦平和を訴えた故アレン・ネルソンさん(享年61歳)の遺志を継ぐ「アレン・ネルソン奨学会沖縄」(宜野座映子代表)が、ベトナムの子どもたちに奨学金などを贈る活動を地道に続けている。ネルソンさんが亡くなった翌年の2010年から毎年続き、今年1月までに延べ580人に上る。1月の支給式には沖縄の若者らを派遣し、ベトナム戦争の実相を学ぶツアーを実施。“平和の懸け橋”として支援継続の思いを新たにした参加者は26日に報告会を催す。

ネルソンさんは18歳で海兵隊に入隊。ベトナムに派兵されたが、殺りくや破壊を繰り返す戦場を経験し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患った。

 精神的に追い詰められる中、知人の教師の勧めで戦争体験を語った。その際、子どもたちに温かく受け入れてもらったことが契機となり、反戦平和を次世代に伝えるべく立ち上がる。

 1995年の米兵暴行事件をきっかけに来沖し、宜野座さんらと交流しながら学校などで精力的に講演。2005年にはベトナムを訪れ謝罪するなど、戦争がもたらす現実と向き合い続けたが、09年3月、多発性骨髄腫で亡くなった。ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響がささやかれた。

 宜野座さんらは、病床のネルソンさんを支えようと全国から集まった寄付の残金を奨学金として活用。支援のノウハウを持つベトナム青葉奨学会の協力を得て、資金をベトナムの銀行で運用し、金利分を毎年の奨学金に充てている。

 沖縄の若者らを派遣し、平和の思いを共有する取り組みも2年に1度のペースで継続している。今年1月には5人が現地を訪れ、計62人にそれぞれ約2500円の奨学金を支給した。

 参加者の一人、比嘉妃さん(26)は「みんな喜んでくれて役立っていると実感できた」と話しつつ、「支援が必要な家庭はまだたくさんある」と活動継続の必要性を痛感した。 宜野座さんは「枯れ葉剤問題は、沖縄の返還跡地の土壌汚染とも共通する。課題を共有しながら交流をより広げていければ」と期待した。メンバーはネルソンさんの命日(25日)に合わせ、26日午後2時から南風原文化センターで報告会を開く。

www.okinawatimes.co.jp

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