悪魔が出入りする島、沖縄
2017年2月15日
あまりのおぞましさに戦慄する。
『「(事件が起きたあの場所に) あの時居合わせた彼女(被害女性)が悪かった」』
そう述べたのは、若い女性の命を奪った元米海兵隊員で犯行当時は米軍属だった容疑者。
米軍お抱えの弁護士を通じて米軍の準機関紙「星条旗新聞」に動機や殺害までの経緯を述べる容疑者。
強姦の動機について容疑者は、
『「高校時代から女性を連れ去り暴行したいとの願望があった」と供述し、犯行当日はその欲求が高まっていたとした。幼少時から幻聴に悩み続け、自殺を図ったこともあるとした。』
と、星条旗新聞の報じた犯行動機の内容を琉球新報 (画像) が伝えている。
さあどうなのか。これもあの詭弁にたけた弁護士が精神鑑定に持ち込むためのフィクションではないのか、悪いのは軍ではない、この男。この男の貧しく歪み潰れた人格だと。軍はこの凶悪犯罪に一切関わりがないのだと。
しかし、確実に『悪』はこの男を支配した。
命どぅ宝とする沖縄。そこに住む人びとが心より切望する『平和な島』に、悪が出入りする。
人間に武器を持たせて『悪』を訓練し助長し、ナイフを持たせ人を殺す衝動を育てあげたのは誰なのか。人間を本物の『悪魔』に仕立て上げたのは誰なのか。
沖縄にこの『悪』を持ちこみ、この『悪』が沖縄に自由に出入りすることを許し放任しているのは一体誰か。どの国の組織か。
日米安全保障という名の下には、悪魔が隠れている。
沖縄の人びとは、その『悪魔』を何度も何度も目撃してきた。
子供が、女性が、お年寄りが、その『悪魔』の餌食になってきた。
何年も、何度も、何度も。
「日本国民全体の安全のため」などという綺麗事のために、沖縄はもう餌食にはなりたくない。
おとりになりたくない。生け贄にもなりたくない。
日本国民よ。これ以上、沖縄の犠牲を求めるな。
沖縄県民よ。これ以上、日本のために犠牲となるな。
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【星条旗新聞】
画像: 2017年2月15日 琉球新報 1面