沖縄の人々への祈りとメッセージ
2017年2月5日
■ 沖縄の人々への祈りとメッセージ ■
昨日(2017年2月4日)の報道特集では、「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設に反対するアメリカ大陸の先住民たちを取材していた。
パイプライン建設に反対する人びとが当局側に拘束されたり、監視されたり、暴力を振るわれてたり、先祖の墓地はブルドーザーで壊されたり。
あまりにも沖縄の状況と重なる。権力側の手法は同じなのだ。
アメリカ大陸の先住民は、海を隔てた遠くの小さな島々で暮らす私たち沖縄の人びとと同じ価値観を持つ。
彼らは言う。
水は守らないといけないと。
聖地を守らないといけないと。
先祖が守ってきた土地を子孫のために守らないといけないと。
全米でも所得の低い地域だが、心は豊かであると。
彼らは言う。
我々の祖先はこの土地に埋葬されているが、移民としてアメリカ大陸に来た人びとの祖先は、別の土地に埋葬されているのだと。だから、受け継いできた土地を守ろうとする先住民の考えがわからないのだと。
そして、『沖縄の人々にメッセージを持ち帰ってもらえるならば、こう伝えてください』と、取材した金平キャスターにメッセージを託した。
『自らの土地を守ろうとしているあなたたちと我々は同じ場所に立っている。彼らのために祈ります。勇気を持ってください。成し遂げられます。』
報道によると、明日から辺野古沖で大型特殊船による掘削作業や大型コンクリートブロックの投下などが開始されるとのこと。
私たちは、アメリカ大陸の先住民の人びとから送られた祈りとメッセージを受け取り、明日を迎えることになる。
彼らの祈りとメッセージを無駄にするような結果を生んではいけない。
今こそ、皆で団結して、辺野古新基地建設を阻止しよう!
https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1514057845301014/
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2017年2月7日
【再掲】■ 沖縄の人々へのメッセージ ■
『「ここアメリカで主流とされる社会と私たち先住民とでは〈神聖〉とするものが異なるのです。私たちの祖先はこの土地から生まれでた。この土地から私たちの物語が始まったのです。アメリカ人のほとんどは海外から来た人たちです。私たちの先祖はこの土地に眠っていますが、彼らの先祖たちはここから遠く離れた土地に眠っています。ですから彼らのこの土地との絆は私たちが持つ絆とは異なるのです。土地を守り、水を守るのは私たちの当然の責任だと思っています。それで私たちは〈水の番人〉と呼ばれるようになったのです。ですから抗議活動とかデモなんていう軽い言葉は使いたくありませんね」
豊かな知識に裏打ちされた確固とした語り口だった。実際、イーグルさんの話の内容は、7世代前の先祖たちの予言にまつわるものから、はるか未来の世代への責任など、時間のスケールが桁違いに壮大なのだった。最も懸念されるのがパイプラインからの石油漏れだ。実際かなりの頻度で石油漏れと環境汚染が起きている現実がすでにある。「私たちがそれを許したばかりに、子供や孫やひ孫が大惨事に対処しなければならなくなるのです」
イーグルさんは、こちらが切り出す前にすでに沖縄の米軍基地建設に絡んで進行中の出来事のことを知っていた。
「私たちにとって、この世の中にあるものの中で1番の薬は水です。水は命です。沖縄の人々にメッセージを持ち帰ってもらえるならば、彼らにこう伝えてください。彼らが立ち、守っているその土地は、スタンディングロックで私たちが立っているこの土地と同じです。私たちはそれほど遠く離れてはいません。心に勇気を持つように彼らに伝えてください。私たちは成し遂げることができます。私は彼らのために祈ります。この世界でもがき苦しむ全ての人が共に立ち上がるべきなのです」
はるか遠く離れたノースダコタ州の先住民から沖縄の人々へのメッセージである。』
(米先住民らの抵抗現場を見た 民主主義の抹殺現場「スタンディングロック」 【金平茂紀の新・ワジワジー通信(23)】http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/82928 )
オスプレイ不安クラブ投稿:
https://www.facebook.com/ospreyfuanclub/posts/646388898883488