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沖縄戦PTSD

2017年1月12日

沖縄戦PTSD ■

「 ひょんなことで病を得て沖縄に移住したのは2004年のことだった。その数年後、那覇市の病院で外来診療をしていた時に、「奇妙な不眠」を訴える何人かの患者さんに出会った。

晩年になってから夜中に断続的に目が覚める、それはうつ病の場合のような中途覚醒型の不眠であるものの抑うつ傾向がない、診察してみてもうつ病ではない、これはなんだろう、と思った。

それは全くの偶然だが、その4か月ほど前に、渡嘉敷島(とかしきじま)の「集団自決」の体験談を金城重明牧師から伺い、とてもショックを受けた(金城重明著『「集団自決」を心に刻んで』、高文研、1995、を参照)。

私はそれ以来、「戦争と精神医学」に関する論文を読み漁(あさ)っていた。そして前記の「奇妙な不眠」と全く同じものを、米国の論文の中に見つけた。それは、ナチスホロコーストからの生存者たちの40年後の精神症状調査に関するものだった。その論文には、「過覚醒型不眠」という、一晩に何回も覚醒を繰り返す不眠が続くものの、しかし抑うつ傾向は少ないとあった。

そこで私は、もしかしてと、「沖縄戦の時、どこにいましたか?」と患者さんに聞いてみた。すると、「米軍の爆撃によって目の前で肉親を殺された」「日本軍にガマから追い出された」「艦砲射撃の中で死体の山の中をひたすら逃げた」などという戦場体験が次々と語られた。 」

沖縄戦が語りかけるもの

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