国頭村安田「伊部岳闘争」後世に
2017年1月6日
■ 国頭村安田「伊部岳闘争」後世に ■
戦後、沖縄本島各地で米軍の土地使用が強行される中、住民の団結により訓練施設使用を断念させた場所がある。
国頭村 安田 安波 楚洲の三区にまたがった伊部岳実弾射撃演習場だ。
実弾射撃演習開始前に、着弾地に座り込み、負傷者を出しながらの抗議行動だった。
ーー琉球新報 2009年8月18日記事よりーー
1970年12月22日、米軍は伊部岳での実弾射撃訓練を村に通告。これを受け、村議会は即時に抗議決議を採択し、演習阻止を宣言。安田、安波、楚洲の3区では、小中学生も参加した住民ぐるみの阻止行動を展開した。
演習開始予定の31日には当時の山川武夫村長を先頭に、住民や支援団体約600人が、着弾地点に座り込むなどし、重軽傷者を出しながら体を張って阻止行動をした。ついに米軍は演習の中止を発表した。