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歴史教科書に「集団自決」が10年ぶりに記述される

沖縄戦の記憶 反戦平和 / 平和学習

2016年12月4日

■ 歴史教科書に「集団自決」が10年ぶりに記述される ■

"History" という言葉の語源は、ギリシア語の "historia" 「探求することで得たもの」すなわち「英知」からきている。

歴史に学ぶ者こそが賢人であるというギリシアの英知の通り、人が何かを学ぶとき、それは必ずや過去や経験から学ぶしかない。だとすると歴史とはすべての学問・英知の基本といってもいい。

逆にいえば、歴史に学ぶことなければ、ひとは、自分の「明日」はおろか、おのれが依って立つ「今」すらもまともに見定めることはできない。

しかし日本の歴史教科書は、この人間の英知の根源をないがしろにし、改ざんしていく。

沖縄戦でなぜ集団自決という未曽有の事象が多発したのか、なぜ沖縄では日本軍の手榴弾や薬品、はたまたカミソリまでをも使っての「集団自決」がおこったのか。それを子供たちにクリティカルに考えさせる以前に、「集団自決」という語さえ削除されているのだから、もうまったくお話にならない。

なぜ日本はかくまで「集団自決」という事実を歴史の教科書から消し去りたいのか、それを考えた時に、今もまだつづく日本の植民地主義的な沖縄史観だけではない、戦争の実相を隠ぺいし、今も子供たちを戦争に駆りたてていこうとする国家的教育戦略が見えてくる。

歴史の教育は子どもたちの明日に直結する。だからこそ歴史は国家の作り話 (nation's story) であってはならない。まず第一に私たち人民の話 (people's story) でなければならい。

私たちはどれだけ地道だろうと声をあげる。

私たちの話を回復させるまで。

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教科書検定問題に詳しい高嶋伸欣琉球大学名誉教授は「遅きに失した感もあるが、圧倒的なシェアを持つ出版社が記述を復活した意味は大きい。沖縄の地道な活動が功を奏した」と評価した上で、「強制の主体が日本軍という点が明確でなく、さらに改善を求めていく必要がある」と指摘した。

www.okinawatimes.co.jp

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