弱者に厳しい日本
2016年10月23日
被害者が顔も名前も出せない。こんな社会は少し古い」とフィッシャーさん。
「私の事件を日本の新聞に『わいせつ事件』と書かれた。(記者から『レイプ』と書くのは)『セカンドレイプになる』と言われたが、なぜ砂糖をまぶすような言葉遣いをするのか」と憤った。
傷に塩を塗り込むような行為は許されない。
しかし、自らの足で立ち上がろうとする人の足をすくうような行為は、もっと許されない。
日本って弱者に厳しいなぁ……と、つくづく思う。
その原因は、人権という意識が低いことにある。
人権を軽んじる限り、日本はいつまでたっても「100年遅れている」と言われ続けることになる。
問題を黙殺せず、社会がきちんと向き合っているか?
メディアはきちんと取り上げているか?
個人では片付けられない社会のメカニズムの問題だということを本気で話し始めないと日本はいつまでたっても新興国でしかない。
自分らしく、長所も短所もありのまま、陰も陽も含めた自分を表現できる世の中にするには、何をすればいいのだろう?