Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

自衛隊が北部訓練場を使う⁈

2016年10月16日

下の投稿は、一昨日の金曜日 (2016年10月14日) に投稿したものですが、在日米軍司令部の文には、気になる文言が‼︎

「北部訓練場(NTA)は、米海兵隊自衛隊がジャングル訓練を実施する沖縄北部のジャングル訓練場です。」とある。

ちょっと待ってほしい。

北部訓練場で米海兵隊が訓練するのは、理解できる。過去数十年、そのように使用されてきた。

し・か・し、

この文では「米海兵隊自衛隊が・・・」とある。

自衛隊

いつから「自衛隊」が北部訓練場でジャングル訓練を実施しているんだ?

今年6月10日付の琉球新報は、「陸自特殊部隊が視察 米軍ジャングル戦闘訓練 将来は共同使用も?」という見出しで次のように報じている。

陸上自衛隊の特殊作戦部隊が5月19日、米軍北部訓練場で米海兵隊のジャングル戦闘訓練を視察していたことが分かった。米軍サイト「Dvids」で視察の様子が動画で紹介され、「将来の共同訓練の可能性」などと見出しが付いている。安全保障関連法が成立し自衛隊の海外派兵がなし崩し的に広がることも懸念される中、専門家からは将来的に沖縄で訓練が増える可能性の指摘も出ている。

自衛隊はこれまでも県内の米軍基地で「研修」と称して視察してきたが、ジャングル訓練を念頭に北部訓練場で視察していたのが明らかになるのは初めて。

 動画によると陸自の特殊作戦部隊5人が視察した。米軍の現場指導者は「将来はここで日本の軍隊と一緒に基地を使い、最終的に日本の部隊がここに来る可能性に期待する」と述べた。

 米軍の運用に詳しいリムピース編集長の頼和太郎さんは「米軍と一緒にジャングル戦闘をすることを想定していないと視察しないはずだ。集団的自衛権の行使を解禁した安全保障関連法は、さまざまな作戦を米軍と一緒に行う可能性を見通していたのだろう」と述べた。』(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-295511.html)

日本政府が高江集落周辺のヘリパッド建設を急ぐのは、こういう事情があるからか?

自衛隊が北部訓練場でジャングル訓練をするようになるのか?

そうなると、沖縄の負担軽減は? 四千ヘクタールを返還するが、残りの土地で米海兵隊自衛隊が訓練すると?

そして、なぜ、自衛隊がジャングル訓練をする必要があるのか?

自衛隊専守防衛のはず。日本のどこに「ジャングル」が広がっている地域があるのか?

沖縄の一部の地域と小笠原や奄美大島などの離島に「ジャングル」とも呼べる森林が広がってはいる。しかし、その地域以外の日本に「ジャングル」はない。

日本政府は、自衛隊に「ジャングル訓練」をさせて、どこに派遣するつもりか?

琉球新報: http://ryukyushimpo.jp/news/entry-295511.html

■■■ 以下、在日米軍司令部FBより ■■■

USFJ Fact of the Week: Northern Training Area
在日米軍 今週の事実:北部訓練場

(日本文は参考訳、正文は英文です。)

皆さんは、沖縄北部に位置する自然のままのジャングル4000ヘクタールの日本政府への返還が、単に1972年の復帰以来最大の土地の返還だというだけではないことをご存知でしたか?実際、これは今までに沖縄に返還された土地全てを合わせたのとほぼ同じ大きさであり、これにより日本政府へ返還される土地のサイズは2倍になります。

北部訓練場(NTA)は、米海兵隊自衛隊がジャングル訓練を実施する沖縄北部のジャングル訓練場です。しかしながら、日本政府によるいくつかのヘリパッド建設の完了後、NTAのほぼ半分はもはや訓練のために必要とされません。日米相互協力および安全保障条約の下では、日本の防衛のために米国によってこれ以上必要とされない土地は日本へ返還されることとなります。

これらの4000ヘクタールは、沖縄における米国専用施設全体の20%近くに達します。

https://www.facebook.com/USForcesJapan.J/posts/1109756725740056

 

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