Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

6月23日、慰霊の日

 

6月23日

戦没者追悼の日。

 

第二次大戦・沖縄戦で亡くなった、

お父さんお母さん
おじいさんおばあさん
兄弟姉妹
幼子
すべてのみたまに。

日本兵に。
アメリカ兵に。

日本の植民地から連れてこられ働かされた人々に。

 

沖縄では
戦争は、ほんの少し前にあった悲劇。

 

記憶の奥底ではなく。
体験していない世代にも受け継がれる記憶。

 

なぜなら、
5ヶ月も続いた地上戦、
目の前で多くの身内が殺され、
逃げ惑い、
傷つき、
畑建物故郷が破壊され焼き尽くされて。

 

そして今も、
日米の基地が居座りつづけ、その戦争の影を消すことが出来ないから。

 

私達は生き残りの子孫なのです。

 

きっと、戦後の大復興 高度経済成長を遂げた内地では考えられないことでしょう。

 

鉄の暴風、

火の嵐落ちるなか、

 

壕を追い出され、

日本兵軍刀を突きつけられ。

手放した芋、
手放した幼子の命。

 

『静かにさせろ、壕を出るか始末するか。』

『お国のために最後まで戦え』

 

戦争は人を鬼畜にかえる。

 

腐りうつろな目の骸。
匂いのある壮絶な記憶。

 

容赦なく殺戮する者たちの悪夢

必死に戦うも戦力も尽き果て、
やがて生き残る為に民をも盾にした者たちの悪夢。

 

外からも内からも
地獄の鬼に追い詰められ、

 

たくさんの

守れなかった家族の命
自分の命、

 

戦場をさまよった沖縄県民。

戦争で多くの命をなくし

 

生き残った県民は、

戦後、なくなった命を取り戻そうとするかのように
いのちを大切にむねにいだいた。

 

語り尽くせない平和への思い、
願望であり、悪夢でもある。

 

もう二度と、戦争はごめんだ。

 

命は宝。
ぬちどぅたからやいびーんどう。

 

戦(いくさ)のない世を、子や孫に残しましょう。

 

全ての戦没者

戦後も軍隊に殺された

誰かの大切な大切な人だった魂に

 

思いを馳せ。

合掌

 

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