Osprey Fuan Club

~ 沖縄の歴史から現代の政治まで ~

基地内に捨てられたスーツケース

2016年5月31日

スーツケースは基地内に捨てた。

日本のネットにはびこる右派や、英語の米軍海兵隊 FB にコメントを寄せる米軍関係者は、くちぐちに「基地は関係ない」「軍属は軍人ではない」「なぜこの事件一つで米軍基地や海兵隊が批判されるのか」などと声高に主張してきたが、事実はこういうことだ。

この元海兵隊の軍属は SOFA (地位協定) で特権を与えられた Y ナンバー車両で犯行におよび、そして証拠隠滅を意図してか、大きなスーツケースは「キャンプハンセンに捨てた」と供述する。

沖縄県警は、米軍基地内に入って捜査する権限を持たない。そのことは彼自身が一番よく知っている。だからこそ、そこに捨てた。

県警は基地で捜査することはおろか、入ることもできない。そこは治外法権。煩雑な書類申請のうえに、軍警察の付き添いのもとでやっと入れる、それすらが難しい。許可がおりたとしても、軍警察の監視下で、制限時間内での捜査に限定されるだろう。

米軍基地のごみは基地の外にだされる。基地の外のごみ捨て場を捜索している県警は、もしかしたら、いまだに基地内に入ることすらできていないのではないか。

基地内を捜査することはできない。だから基地の外のゴミ捨て場をあさるしかない。

基地という巨大な地位協定の壁と、「タイミングが悪い」と上から圧力をかけてくる安倍政権に抗して、それでも懸命に捜査をしている沖縄県警のみなさん、私たちみんなが応援しています。

負けないで !!!

沖縄県警の意地を見せてください !!!

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沖縄女性遺棄・運搬のスーツケース「基地内に捨てた」
(毎日新聞2016年5月31日 15時00分)

沖縄県うるま市の女性会社員(20)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された元米海兵隊員で米軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)が「遺体を運ぶ際に使ったスーツケースは米軍キャンプ・ハンセンに捨てた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。

県警は米軍基地のごみを引き受けるうるま市の最終処分場を捜索し、スーツケースを数点押収した。いずれかが事件で使われた可能性があるとみて鑑定を進めている。

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