2016年5月10日
いや、だから。
あんたたちのいう「政治的中立性」って何だよ。
『党幹部は「私立でも政治的中立性は厳格に守られなければならない」と指摘。小中学校で政治活動をした教職員に罰則を科す「義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」を改正し、私立高の教職員にも罰則を適用する案が浮上している。』
一方で、2016-19年度の中学教科書に、「新しい歴史教科書をつくる会」の流れをくむ育鵬社の採択が増加している。
横浜市・大阪市・岩国市・防府市などの教育委員会も、2016年度から市立中学校で使う歴史・公民の教科書に育鵬社を選んだ。沖縄県では、石垣市と与那国町。(基地があると教科書もこうなるのか?)
どうするんだよ。
よどんだ教科書を教育現場に押しつけておいて、それで、まったく無批判で授業しろなんて、それは既に教育ではない。教育から批判精神を奪う「洗脳」でしかない。
それでいて、政府機関 (選挙管理委員会の名のもとで) が、18歳からの選挙権をみすえて出前授業をする。
もし、百歩譲って「政治的中立性」という言葉が、教育現場から批評能力を奪い、政治を無批判で受け入れることを表すのではないとして。
ほんとうに政治的中立性なるものがあるとするなら、まず、権力が教育の現場に介入しないこと、それこそが真の中立の立場というものだ。
たのむよ。
どの口が言うよ。
むしろ「政治的中立性」が求められているのは、神道政治連盟の安倍政権なんだから。