SLAPP 裁判 - 本土から送りこまれるソンタク裁判官たちの植民地型裁判 - Y 牧師の二審判決について
先日もお伝えした、
日本の司法が終わっている件。
昨日もそんな植民地型裁判がまた浮上した。
山城博治さんらが訴えられている高江裁判で
Y 牧師が「暗黙のうちに共謀した」という
オカルトでサイキックでサイコな判決の
その第二審についてである。
第一審の、不安クラブでのまとめをここに紹介する。
Y 牧師は抗議中に海上保安庁により船を転覆させられ、救急搬送されたこともある。
それどころか、現場では頭蓋骨陥没や、様々な暴力が報告されているが、機動隊や海保による過剰な暴力は、この国では何の罪も問われない、
一方で、
それに応じる市民か、少しばかり防衛局員の肩をひっぱり、有刺鉄線をペンチで一本きっただけで、逮捕され、屈強なこころですら精神が擦り切れてしまうほどの毎日の厳しい取り調べを受け、本土から送りこまれたソンタク裁判官たちによって尋常ではない懲役刑を科せられる。
我々は、いつの時代の話をしているのだろうか。
ここは植民地なのか。
今回も、防衛局員の方を少し引っ張っただけで、実際に診察した医師すらがその内容を否定している「二週間の怪我」に対し、これほどの判決がでるのは、すべて、ある一つの強迫メッセージを国民に印象付けるためだ。
つまり、米軍基地建設に反対の声をあげるな、という恫喝判決である。
こういう暴力裁判をなんというか、
皆さんもご存じだろうが、もう一度確認しておく。
対市民参加戦略的訴訟。公共事業や大規模開発事業などに反対する批判者たちに脅威を与えることを目的として、国や企業などが、批判者を相手に、恫喝・発言封じなどの威圧的、恫喝的あるいは報復的な目的で起こす訴訟。
アメリカなど、多くの先進国では、市民の言論の自由 (freedom of speech) の権利を著しく侵害する、この「口封じ訴訟」を規制するため、反スラップ法 (anti-slapp laws) などが制定されている。
しかし、この日本では、ほとんどスラップが放置されている状態だ。なぜか。- いうまでもなく、政権に都合がいいからだよ。
判決理由で多見谷裁判長は「犯行を主導したとは言えないが、明らかに行き過ぎた行為で基地反対運動の一環だとしても正当化できない。防衛局職員のけがの程度は軽く、(一審)判決は重すぎて不当だ」と述べた。
Y 牧師が、知り合いでもない初対面の人物と「暗黙のうちに現場で意思を通じ合い、共謀を遂げたことは明らか」だというオカルト性もさることながら、逮捕してとんでもない苦境に追い込んで「自白」を強要した、そんな状況で、医師までが否定する「怪我」に対して、
一審では、
懲役1年6月、執行猶予3年 (柴田寿宏裁判長)
二審では、
一審を重すぎる「不当判決」だと認め、
それで、
懲役1年、執行猶予3年 (多見谷寿郎裁判長)
ほとんど変わりない判決なんだから、
二審も「不当判決」だろ !!!
こいつら、まぢでバカなのか?
沖縄で、本土から政権の息のかかったソンタク裁判官たちが好き放題に暴れている。
司法が死ねば、
民主主義は死んでいるも同じだ。人は不正な法に不服従するという道徳的な責務を持っている。(Martin Luther King, Jr.)
キング牧師のスピーチを中学校で教えながら、
実際にこの国の牧師が市民的不服従で逮捕されれば、
知らん顔で報道だにしない、
本土のメディアにとって、
沖縄は遠い対岸の火事ですか !?
『人生で最も持続的で差し迫った問題とは、お前は他者のために何をするのか、ということだ。』(Martin Luther King, Jr.)
市民的不服従で何度も投獄されたキング牧師が、それでも声をあげ続けた、その深い意味を、市民権の大切さを、この国のひとびとは理解しているのだろうか。同胞の苦しみにそれほどまでに無関心でいられる国民と、その無関心に乗じて弾圧をはびこらせる国家は、すでに退廃しきっている。